終身雇用がなくなれば、若いとか若くないとか関係なくなる

終身雇用がなくなれば、若いとか若くないとか関係なくなる

目次

終身じゃないということはクビになるということ

上場企業の終身雇用が正式に終了。
まあ、元々終わっていましたが、日本の企業の常識として区切りがついたのかと思います。
終身雇用じゃなくなるということは、セットになっていた年功序列もなくなるということ。
終身雇用を確約されていたから、若いうちは安月給でも耐えられたわけで、保証がないなら真っ当な報酬を払えというわけです。

そりゃそうですわ。
今の時代、数年後どうなっているかなんてわかりませんからね。
今、もらえるものはもらっておかないと。

そして終身雇用じゃないということはいつかクビを切られるわけです。
派遣や非正規の人には普通のことですが、正社員だった人には想像がつかないかもしれません。
ある日突然、「今月で終わりです。さようなら」と言われるでしょう。
その時、理不尽さとくやしさと、情けなさを感じると思います。
けど、そこで派遣や非正規の人の気持ちがやっとわかって、派遣や非正規の仲間になるのでしょうね。

クビは簡単になっていく

終身雇用をやめるには、簡単にクビに出来る制度もセットにしていかなければいけません。
解雇規制も緩和されるでしょう。
けど、これはいいと思います。
その企業で役目を終えた人は新たに必要となる企業にいけば、その方が有用だと思います。
働き方も企業独自文化なんてやってられなくなります。
どこでも通用するスキルを維持しないといけません。
必然的に勉強する必要が出てきます。
それは全体的に働く人の質が上がっていくことを意味します。

複業も普通になるでしょうね。
閑散期は別の会社で仕事するとか。
その方が効率がいい。

クビになると困ると思うかもしれませんが、じゃ今の会社って楽しいですか?
楽しければいいですが、そうでなければ楽しいところに移りやすいということ。
クビにしやすいということは裏を返せば雇いやすいということ。
採用しすぎてもすぐ減らせるなら、どんどん採ります。
丁寧に面接をする必要もなくなります。
合う合わんで辞めさせることも辞めることも出来ます。

そうなるとクビなんて、そんな深刻なことではなくなります。
単に合う、合わないだけです。
ドライに考えていけます。

個人信用がデータ化が進めば、データ照合で採用、不採用も決まるかもしれませんね。

終身雇用がなくなれば、若いとか若くないとか関係なくなる

終身雇用しなくて、簡単にクビにできるなら、若いとか若くないとか単純に年齢で判断する必要がなくなります。

事業の継続年数も短い中、若い人を雇って一生会社の発展のために働いてもらおうという考えは意味がなくなります。
若いだけで有利ということはなくなるし、むしろ経験不足で不利な部分も出てくるでしょう。
45歳リストラが話題になっていますが、これこそ終身雇用・年功序列を清算しようとしていることなのだと思います。

むしろ、これからは45歳以上の方が経験などあって安定しているので重宝されるかもしれません。
というか事業や会社が数年のスパンになってきた時代、働く人の年齢とか関係ないと思います。
やって欲しいことが出来るか否か。それだけです。

厳しいようでやさしいところもある時代です。

クビは先の話ではない

大企業による終身雇用終了宣言があったからと言って、すぐにクビになることはないとかテレビなどでコメンテーターが無責任に言っていますが、そうでしょうか?
大企業の経営者はもう10年20年前から終身雇用はやめたいと思っていて、実質、派遣社員を増やしてそうなっているのですが、昔に終身雇用を約束した社員をどうしようかと悩んでいたわけです。
で、その約束した社員も割合が減ってきたし、そんな悠長なことも言っていられないということで決断したんです。
これは「終身雇用が終わる」というよりも「クビにしていきます」ということです。
もうプランは練られに練られて準備万端です。
ついに「始動!」の声が掛かったとういうことです。

カルロス・ゴーンみたいにリストラ仕掛け人みたいな人を社長に据えて、リストラ断行してもらうこと・・・やらないと思いますか?
同一労働・同一賃金にするために制度改正。
一旦、全員解雇して新しい制度で再雇用(全員実質非正規)。
やりようはいくらでもあります。

早いところならオリンピックの需要が終わったことを理由に踏み出すことになるのではないでしょうかね。

個人で企業で働く

企業が雇うことに何らインセンティブがないなら、雇うということは極力なくしていくことになっているでしょう。
その時、まだ雇われ脳のままでは危ない。
個人のスキルで、個人で企業の仕事をするフリーランスがたくさん待機しています。
企業はそういう個人開業している人を使っていくわけです。
「新商品企画」があれば、
企画書書いてまとめられる人
キャッチコピー書ける人
告知書けるライター
イメージイラスト描けるイラストレーター
商品を売り込むマーケティングできる人
プロジェクトを進めるマネージメントできる人
書類など作る事務できる人
などなど、仕事で人を募集します。

専門的なスキルを持った人じゃないと仕事がなくなります。

「私、部長できます」では誰もオファーしてくれません。

会社員でずっといると、専門、得意っていわれても・・・じゃないですか。

クビに備えるために副業、複業、パラレルワークする

座していれば死すのみです。
四の五の言っていないでクビに備える必要があります。
そのためには勉強するしかありません。
しかも、ただ、勉強していればいいというわけではありません。
勉強したことをビジネスに置き換えてアウトプットしていかないといけません。

えーそりゃ大変だ~。と思うかもしれませんが、やるしかありません。
腹をくくりましょう。やるぞ!
人間覚悟を決めれば、テンションが上がります。
テンションが上がって本気で始めれば楽しくなってきます。

まずは、副業するぞ!と覚悟を決めましょう。
覚悟するということは苦しくても難しくても言い訳しないことです。

大丈夫、覚悟していればできますよ。

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