リストラ・クビが当たり前の世の中

リストラ・クビが当たり前の世の中

目次

リストララッシュ

最近のニュースを見ていると、名だたる大手企業による「リストラ」が毎日のように行われています。

今まで、非正規などの弱い立場の人を切り捨ててきた正社員たちが、今度は自分たちが同じ憂き目にあっているわけです。

恐らく、非正規などもっと早く切られたか、逆に非正規が増やされているか・・・

「リストラ」なんてぼんやりした言葉のせいで実感が湧きませんが、「クビ」です、「不要」になったんです。

大企業は信じられないぐらいやさしい

雇用法とかあって簡単に解雇できない理由はあるでしょうが、大企業の正社員に対するやさしさは「リストラ」にも出ています。

「早期退職」という形で、自分から選択したという形を取れます。
なんとなく、俺が会社を捨てた感じでかっこいいじゃないですか。

その上、退職金割り増し。もう特権階級ですねえ。

こんなにやさしい企業があるのか?感動すら覚えます。

まあ、それは「正社員」にであって、その裏で幾万の非正規の屍があるのだが・・

でも、大企業の優秀な人は引く手あまたなんだから、普通に「クビ」でいいと思いますよ。
そういう意味では大企業から解雇制限緩和してもいいと思います。
みんな優秀なんだから、援助なくてもやっていけるでしょう。
逆に支援とかって失礼だと思います。
なので、もっと税金も払ってもらっていいんじゃないでしょうか。

ドッチボールのメンバー選び

学校では平等を教えます。
仲間はずれもいけません。

けれど、思い出しました。

授業とかでドッチボールをやる時、クラスの活発な子を先生が指名して、一人ずつメンバーを決めていきます。

まず、運動神経のいいやつの取り合いです。

そしてメンバーになったやつらで誰を取るか吟味します。

後半は運動ができないどんくさいやつしかいません。

これ残酷です。めちゃ不要品みたいじゃないですか?

さらに最悪なのが奇数で最後のひとりとして残った時。

しかもどっちのチームからもいらないと言われる。

先生は大人の寛容を見せるかのように「お前のチームにいれてやれ」みたいに言う。

チームのリーダーは「いらんけどしゃあないな」みたいに言う。

中々ひどいことしていたなあ。

私も余ってた人間だからわかります。

「人間は役に立たない」ことが一番つらい。

そして「リストラ」はそれを宣告してくるということなのです。

リストラ・クビが当たり前の時代

今の学校教育ではみんなに能力があり「世界にひとつだけの花」であると教えます。

私もそう思います。

ただ、社会にでたら「お金に換えられる能力」であり「世界で売れる花」でないといけません。

お金に換えられない人は「不要」と言われます。

学校では言われたことがない・・「不要」
「役に立たない」
そのショックはいかほどのものか・・・

これ耐性がないのも大きい。

「お金にならない才能はゴミだ」と教えておいてもらわないと。

でも、大丈夫。

今から「リストラ」・「クビ」のラッシュです。
もう、数えきれないぐらい「クビ」になるでしょう。

それは仕事がどんどん変わるから仕方ありません。
新しいことについて行こうとしてもタイミングというものもありますしね。

まあ、人間何度も同じ目に合うと慣れてきます。

そもそも、会社が「不要」ということは、こっちから見ても会社が「不要」なわけです。

大体、ほとんどの人は才能なんか見分けられません。
みんな凡人だから。

「クビ」にした方だって、来年には自分がクビになっている世の中になるでしょう。

雇用の法律がネックのなるので、企業は「雇わない経営」を考えるでしょう。
クラウドワークが伸びているのはそういう方向だからです。

みんな個人事業主となればウーバーイーツみたいに来月から給料半分!とかできるわけです。

うーん、それはそれでどうなんでしょう。

自由に働けるといっても、稼げなければ・・不幸ですねえ。

クビがあたりまえの時代

企業は従業員の面倒を長く見られなくなってきました。
必要な人材は時によって変わっていきます。

今みたいな「クビ」ではなく配置転換みたいな「クビ」になっていくのではないでしょうか。

「クビ」になるのは、普通の人ならショックです。
しばらく沈むでしょう。
けど、みんなクビなら、そんなに落ち込まずにすみます。

みんなで渡れば怖くないというやつです。

まあ、雇われずにすむようになれば一番いいんですがね。

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デビューカフェオーナー内橋康彦プロフィール