カエルにならないおたまじゃくし
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【変わりたいと思わないと変われない】
”おたまじゃくし”はカエルになる。
皆さん、そう思っていませんか?
実はカエルにならない”おたまじゃくし”もいます。
それはどんな”おたまじゃくし”かと言うと・・
「室内の水槽で飼われている”おたまじゃくし”」です。
私が昔、家で熱帯魚を飼っていた水槽に田んぼで捕獲したおたまじゃくしのオタマちゃん(ひねりなしの命名)を入れていました。
オタマちゃんが育つと足が生えてカエルになって抜け出すのかな?
水槽から抜け出して部屋の中を飛び回られると困るなあと心配していました。
ある程度、カエル化したら外に出そうと考えていました。
ところがです。
オタマちゃんはちょびっと足が生えただけで、一向にカエルっぽくなりません。
夏が過ぎ、秋になる頃にはいい加減にカエルになれよ~と思っていました。
冬が来て、再び春が来て、夏が過ぎ去り秋から冬へ時が過ぎていく中、
オタマちゃんは”おたまじゃくし”のままでした。
2年目の春オタマちゃんは”おたまじゃくし”のまま生涯を閉じました。
「ありがとう、オタマちゃん」
なぜ、カエルにならなかったのか?
オタマちゃんがカエルにならず、”おたまじゃくし”のままだったのはなぜか?
それは
カエルに変わる必要がなかった!
から・・・
恐らく、ヒーターで常に暖かく、餌も毎日与えられ、天敵もいない。
その上、登る陸もない環境に順応したのでしょう。
オタマちゃんがカエルにならず、”おたまじゃくし”のまま水槽で一生過ごすのは理に適ったものです。
しかし、ヒーターが壊れたり、ザリガニが入ってきたり、水槽から追い出されて外のバケツに移されたりするとオタマちゃんは絶望的です。
これ、人間界も同じです。
オタマちゃん
人間も意識していなければ”おたまじゃくし”のまま
人間でいえば、会社員が”おたまじゃくし”に近いと思います。
会社員は会社に守られ、会社の環境に適応してきました。
しかし、水槽である会社はいつ壊れるかわかりません。
会社(水槽)は小さくなっていき、そこで生きられる人は一握りになってきます。
慣れ親しんだ「エラ呼吸」を捨て「肺呼吸」出来るようになり、手足を生やして外の世界に飛び出す必要が出てきています。
もちろん、外の世界は餌の確保も保障されていないし、へびや鳥などの天敵もいます。
しかし、外には餌の豊富な池があり、番(つがい)となるパートナーもいるわけです。
何より、自由です。好きな場所に行って生きられます。
人の成長というのはオタマちゃんの体が大きくなることではなく、カエルになることです。
水槽がなくなってもいいように成長しておかなければなりません。
自分で生きていける力を身に付ける
会社員なら、会社以外でも生きていけるようになることです。
それには個人でも仕事を得て、生きていけるのか考えてみないといけません。
正直、会社の部品となっていた人間が個人で生きていくのは難しい。
主人に愛想良くしていれば餌をくれる飼い犬のような会社員が、外の世界でどうやって餌を得るのか?
餌の場所も、食べられるものが何かもわからないのです。
まずは、それを知ることからやらないと、ザリガニが溢れる沼に放たれることになります。その時、”おたまじゃくし”なら絶望なのは想像に難しくないですね。
そうならないためにも備えることが必要となります。
その一つの方法が「個人ビジネス(副業)」をやることです。
個人ビジネスをやることは自分が個人で生きていくことです。
考え方や精神、行動、いたるところが会社員と違います。
オタマちゃんが急激にカエルになることは出来ません。
変化にはある程度、期間が必要です。
水槽のオタマちゃんがカエルになるには
「外に出たい」
と思わないとなれません。
私の飼っていたオタマちゃんは思わなかったんでしょうね。
実はそう思ってカエルになって逃げだした奴もいたんです。
同じ環境でも考えることが違うのだなと思いました。
あなたはオタマちゃんのままですか?それともカエルちゃんに変わりますか?
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