雪を欺く 美しさを褒める大和言葉

雪を欺く白さですね。

「白」というのは何色にも染まる、穢れなき美しさを表します。
芸子さんの「白塗り」、花嫁衣裳に死装束、純白のパンティー。
車も白が売れます。

「雪を欺く」とは「白い雪にひけをとらないほど白い」
女性の肌をほめる大和言葉です。
しかし、「欺く」ってちょっとかっこいいですね。
雪と見間違うほど白い、雪かと騙されるほど白い。
ちょっと病弱な華奢な女性を連想します。

色白でいるには日にあまり当たらないこと。
ゆえに雪国の女性は「雪を欺く」ように白く、きめ細やかな肌をしています。
寒さに耐えてこその美しさなのでしょう。

<使い方>
色白といっても、あなたのような「雪を欺く」ほど色白の美しい人は見たことがない。
緊張しすぎて、頭の中は「雪を欺く」ほど真っ白になったわ。

<参考>

声に出して使いたい大和言葉