見目麗しい 美しさを褒める大和言葉
見目麗しい
「麗しい」とは良く聞きますが、「見目」と付くと姿形が美しいということ。
「妻をめとらば才たけて みめうるわしく情けある」与謝野鉄幹
→妻として迎えるなら、才能があって、美しくて、心のあたたかい人がいい
という歌です。
「麗しい」だけでも、大和言葉がにじみ出てきます。
もともとは整っている、端正なさまを指すので、建物や景色にも用いられていました。
「ご機嫌麗しゅう」と挨拶にも使えます。
<使い方>
「xxさんは見目麗しい」
「この建築家は見目麗しい家を建てる」
「彼女は見目麗しいから会ってみろ」
「ご機嫌麗しゅう」 は「こんにちは」や「さようなら」の代わりに使ってみるのもよさそう。
ジブリ 風立ちぬ 二郎と菜穂子の結婚式(婚礼・家入の儀)で、黒川夫妻がのべる口上で使われていますね。
「見目麗しき」と聞き取れたことがちょっとうれしくなりました。
「申す 七珍万宝投げ捨てて 身ひとつにて山を下りし みめうるわしき乙女なり いかーに」
風立ちぬ
<参考>