転職はみじめな気持になる

キャリアチェンジ40　ヒアリング01

キャリアチェンジのサポート事業を考えているので、ヒアリングを開始。
まずは数年前に転職したＫさんに聞いてみました。

Ｋさんは現在、ゴムの製造メーカーに勤めています。
なんと、担当しているガラスの販売事業が海外に移管され２か月後に仕事（部署）がなくなるとのこと。
ちょうど、この日製品管理部門への異動が決まったって、
何か、キャリアチェンジのヒアリングにはグッドタイミング？

キャリアチェンジをどう感じていますか？

みじめになったように感じます。

どうしてですか？

やっぱり、我々50近い人間は、ひとつの会社に勤めあげるのが普通なので、転職するとなると驚かれたり、大丈夫かと心配されます。そうなると何か会社から脱落したみじめな気持になってしまいます。

Ｋさんは超真面目な方。
前職から転職した際、かなり苦労されたので二度と転職したくない気持ちもお持ちだったようです。

前回の転職のきっかけは「転勤」でした。
その当時お子さんはまだ小さく転校したくないと言っていて、単身赴任するか迷われたそうです。
しかし、家族で一緒に暮らしたいという思いもあり転職を決断。
転職活動では面接で「４０代でなんで？」など、結構思い出したくないようなことを言われたみたいです。
それでも、努力の甲斐があって転職できました。

転職できたからハッピーエンドというわけではありません。
４０代の転職となると企業も何か期待するところがあります。
中途入社なので上司が年下というのもしんどかったと。
それは、上司が妙な気を使うのと、出来ないことがあると「４０代で出来ないなんて・・」という雰囲気が漂うことでした。
なので、出来るように見せることと、本当に出来るようになる努力をしていました。
営業なので、新規を取ってこいとのプレッシャーもありました。
自分の後から入ってきた人間は５，６人辞めていったとＫさんは言います。
とにかく、つらい日々でしたが、もう二度と転職活動したくない！
この会社にしがみついてやるという執念で耐え抜いていると、自分にフィットした「ガラス販売」という仕事と出会えて、そこから右肩上がりで成績を上げて今があるとのこと。

将来の備えも抜かりなく

Ｋさんは将来の備えも抜かりなくやっています。
「整体師」の知り合いのアドバイスを受けながら「整体」の資格を取って、週末はマッサージ店でアルバイトしながらスキルを身に付けていっています。

今後は私のデビューカフェで個人マッサージで売っていってもらいたいと思います。

キャリアチェンジは転職後も課題が・・

キャリアチェンジを考える時、就職に至るまでの課題はなんだろうと考えていましたが、なるほど転職後の職場でうまくやっていけるかも考えておかないといけないと思いました。

職場との相性なんて運みたいなものなので、うーんやっぱり身軽に動けるようになっておくことが大切か・・

でも、Ｋさん、超サラリーマン的思考でありながら、「整体師」というパラレルキャリアを構築していることに関心しました。

さて、課題が増えたなあ。どうしよう。

お話はホリーズカフェ（本町店）にて行いました。
ここ、終日モーニングサービスがあって、夜にモーニングって乙でした♪