話が違う!と言われる3つの理由


目次

人は同じものを見ていない驚愕

仕事など一緒にやっていると、当然皆同じ認識だと思っています。
けれど、全員認識は違う。
なぜ認識が異なるのか?

認識が異なるのは、明らかに「こいつ全く理解してないな」という人ではなく、結構出来る人だったりするのでびっくりしてしまうことがあります。

そこで、その原因について考えてみました。

1.人間は自分の都合の良い風に認識する

例えばダイエットサプリの効果を調査する仕事。
調査として「30代男性と50代男性に1ヶ月毎日服用してもらい効果を測定する」
「男性で年代により効果の差がどのくらいあるかを知るのが目的」という基準でやります。
資料に明記し、会議でも何度も説明します。

半月ほど過ぎた日、30代男性が体調が悪くしばらくサプリを飲めないと言いうので上司に相談。

すると、40代女性がいるから代わりにその人にお願いしようと言い出します。
「え、サプリの効果を測るためには1ヶ月同じ人でやる必要があるのでは?」
と言うと「成人であれば、多少の年齢の誤差は問題ない」と上司。
「しかし、それでは決めた基準と異なることになりますがいいんですか」と聞くと「そんな基準決めていたのなら、ちゃんとドキュメントに記載しておけ」と言うので「記載してますけど」と返すと、黙ってしばらくどこかへ行ってから「30代の人が復帰するまで50代の人には服用をやめてもらうようにしました」と回答がありました。

え、最終的には適切に対処できている。
(これは全く畑違いの例なのですが、簡単に言うとこんな感じ)

じゃあ、なぜあんなむちゃなこと言ってきたのだろう。
(結構、出来る人と思っていただけに、ある意味ショックでした)

恐らく
「面倒臭かった」からだと思いました。
調整するぐらいなら、すぐ何とかなる人にお願いすればいい。
自分の都合の良い方に記憶が上書きされてしまったのでしょう。
それに合わせると、そんな話はしていなかったし、資料にも記載していなかったことになります。
人間の記憶なんてそんなものです。
悪気はないのでしょう。
けれど、資料に書いてあるのを見て記憶が戻ります。
自分でも変なこと言ってしまったと後悔します。

人間は見たいものだけを見たいように見る。
それは自分を含めて皆そうなのです。
それを知っておけば、明確に伝える、何度も言うことが大事だとわかります。
一度言ってわかってるだろうと言うのがかなり危険と言うわけです。

だからコミュニケーションは難しいんでしょうね。

2.興味がない、興味が薄い

人間の興味があることはほとんど自分のことです。
よって、自分に関わりのないことは興味がなく、ほとんど聞いていません。
なので、認識が合う合わない以前の問題。
「当事者意識」を持てとか言われるのはそういう理由です。

認識を合わせるためには、関わる人に責任を負わせることです。
一部のアルバイトが不埒なことをするのも責任が希薄だから。
もちろん、責任に伴う報酬を用意しないと、責任だけ重くなり、それはそれでバランスを欠いてうまくいきません。

会社の仕事はとかく「やらされ感」も強いので、積極性もありません。
怒られないようにする。それでは共感はないでしょう。
けれど、自分で企画に参加して作っているという状況では俄然、興味を持つ強さは変わってきます。
皆が自分は重要であると思えるなら、認識も合ってくるでしょう。

3.そもそも、見えている世界が違う

今、自分が見聞きしているものが、他人と全く同じと思いますか?
恐らく、全く別のものが見えていると思います。
自分が犬と思っているものは、他の人にはカエルに見えているようなものです。
信じられませんが、そう考えていればいいと思います。
他人に見えてるもの、聞こえているものは全く異なるものと思って対応していれば、大方上手くいくでしょう。
そう考えると、人の評価なんていい加減なものかもしれません。
だって、自分とは違うものが見えているのですから。

まとめ

そもそも、人間はそれぞれ見えているものが異なります。
その上、自分の都合の良いように見え方を変えてきます。
それを念頭に人と接すれば、ちょっと上手く付き合えるでしょう。


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