物事を人ごとにしないためには被害を受けるしかない

物事を人ごとにしないためには被害を受けるしかない

すごく他人事な報道

テレビのニュースや新聞をチラチラみていると(真剣に見る気はしない)、すごく他人ごと感が伝わります。

特に「就職氷河期世代」や「8050引きこもり問題」など、テレビや新聞の人には無関心な話題でしょう。
ただ、ちょっとした美談として取り上げている感じ。

恐らく、そういう問題に属していない人には興味がない遠い話。

まあ、人間は99%自分のことしか考えられないので仕方ありません。

だから、別に悪いことではないでしょう。
自分の中では自分は当然主人公です。

ゾンビが大挙してきても、自分は助かると思っています。
(助かった方が地獄なんですが・・・)

日々、忙しいし、自分が生きるので精一杯なので仕方ないです。
自分の利益にならない他人になんか興味を持てるわけではありません。

氷河期世代がどんなに苦しもうと、8050問題で凄惨な事件が起ころうとも、自分が幸せに暮らせていれば全く問題はありません。

漫画「カイジ」の帝愛グループの兵頭会長の名言



「 いいんだよ…他人がどう苦しもうとまったく問題ない…唯一問題なのは自分の幸福だけ! 」
「 折れた足をいじられると彼は痛いが…わしは痛まない…!カイジくんも痛くはなかろう 」


うーむ、人間の本質をついていると思います。

でも、人間って良いように見られたいという承認欲求もあるので、「人の痛みがわかる」みたいに言いたい。困っている人を助けて良い人になりたい。
そういう思いもあります。
もちろん、本当に助けようと行動する人もいますが、私も含めて多くの人が「お気の毒に・・」と思うだけ、自分が何もしていない後ろめたさは「政府が悪い」ということにしておく。

でも、人間弱いもの、そうであって当然、悪いことではありません。
自分、人間とはそういうものだと知っておくことが大切。
それを知っていれば、他人が与えてくる不利益は理解できるし許容できます。
自分もどこかで他人に不利益を与えているはずだから・・

でも、自分は困っている人を助けたい善良な市民とか思っている人が多い気がします。
そこにすごく違和感を覚えます。

自分に被害が及ぶと真剣になる

就職氷河期世代がどうなろうと知ったことじゃない、今正社員として幸せに暮らしている人に就職氷河期の問題を真剣に考えてもらうためには、就職氷河期世代をこのままにしていたら自分に実害が出るようにするしかありません。

将来の社会保障とかでは遠く、これまた他人事です。

本当に就職氷河期を支援するなら、就職氷河期世代はベーシックインカムにしてしまうとかがいいと思います。
スキルもろくに習得できずにここまで来て働けと言っても無理。
みんなに支えてもらいましょう。
一人月30万円、例えば正社員の給料から毎月1万円を就職氷河期支援金という名目で天引き、年間12万円を払う。
これこそ支援。良い人になれます。

でも、これ正社員は怒るでしょう。
怒るということは興味を持つこと。問題を考えること。
「なんで就職氷河期のごみ人間に正社員エリートの私がお金を恵んでやらねばいかんのか?」なんて本音も出てきます。

まあ、これは喩ですが、こんな風に実害が出てきてこそ真剣に考えます。
じゃあ、どうするか?ちゃんと働けるように支援していくべきだと本気で考えるでしょう。お茶を濁したような支援じゃなくて。
テレビや新聞からもがっぽり支援金をもらえばいい。
社員のボーナス全部差し出してこそ記事が生きると思いますよ。

でも、そんなことにはなりたくない。

表面だけ取り繕っていればいい。

それがニュースや新聞の報道ということです。

なぜ、今就職氷河期支援なのか?

そうそう、就職氷河期世代の支援を急に言い出した一つの理由をどっかのテレビで言っていました。

それは「社会保障費」の増大。

自分の給料の天引きが増えるから。

そう自分が実害を受けるとわかったから問題になったわけです。

けど、被害という意味ではもっと深刻なんだということです。

「戦争」ってなぜ起こるのか?

それは戦争したい人が増えるからです。

戦争したい人とは経済的に困窮して、今の世の中に絶望している人。
政治家が戦争したいわけがない。ただ、戦争したい人に支持されたら別です。
(その辺が野党が馬鹿だと思うところ、経済問題をちゃんとしないと戦争になると言えば支持が上がるのに)

借金して死にそうな人にとって、借金の台帳があるカード会社が爆弾で吹っ飛んでくれたらうれしい・・となるわけです。

逆に言えば、概ね多くの人が経済的に安定していたら戦争は絶対起こりません。

就職氷河期の問題ってそういうことです。

だから解決しないといけない。
単なるかわいそうと言う話じゃありません。

そうなると、多くのことは「他人事」ではないかもしれませんよ。

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