紙幣刷新 新しいお札にする3つの理由

新しいお札になる3つの理由

政府は9日、1万円、5千円、千円の紙幣(日本銀行券)を全面的に刷新すると発表した。2024年度上期の発行を目指す。1万円札の肖像画には渋沢栄一、5千円札には津田梅子、千円札には北里柴三郎を採用する。5百円貨幣も改鋳し、21年度上期発行の予定。紙幣は偽造防止のためほぼ20年ごとに刷新しており、今回もその一環となる。

ロイター通信

お札が刷新されますね。
理由は偽造防止と言っていますが、日銀見学に行くと日本のお札は簡単に偽造ができないし、今の紙幣を少し変えてもいいわけです、
では、なぜ今新札に刷新するのか?
考えてみたいと思います。

では、今お札が刷新される3つの理由です。

目次

1. 工芸官に活躍させてあげたい。

独立行政法人 国立印刷局の工芸官というお札の絵を描くのに人生を捧げている人がいます。
工芸官 が活躍できるのはロイターの記事にもあるように20年に一度。
では、20年間は何しているかというと、技術を落とさないためひたすらお札になるであろう人物を描き続けているのです。
20年です。いつでもいける準備だけして後人に後を託す人も大勢いたでしょう。
そして5年後に、やっと日の目を見ることができるのです。
ずっと、粘り強く技術を守ってきた 工芸官に活躍の場を与えたい。
そんな気持ちがあったのではないかと拝察します。

2.日本の偉人を知ってもらいたい

1万円札:渋沢栄一
5千円札:津田梅子
千円札 :北里柴三郎

渋沢さんは多少知っていました。北里さんはぼんやり、津田さんは知りませんでした。
今回、お札にすることにより、これらの偉人が多くの国民に認知されるわけです。
お金に印刷されるんですから、皆好きになります。
ひとりひとり調べることにより、参考図書なども売れる。
経済効果、教養を培うのにも効果があります。

3.キャッシュレス化の布石

お札の刷新の一番の目的はタンス預金などを炙り出すことです。
今のところ現在のお札は使えるということですが、さてそれは永遠なのか?
それでも新札に換わっていくと旧札はだんだん使いにくくなります。
新札に換えるとデータに残していけるのでお金の動きも見えてきます。

そして新札になって10年後ぐらいに旧札廃止とかやれば、タンス預金などを全部炙り出せます。
一旦、銀行などの口座に入れれば電子化でき、キャッシュレス化も進んでいくでしょう。

海外では大体、旧札を廃止するところは多い。
日本もやりたいのではないでしょうか。
説明できないお金はモノを買って替えることになるでしょう。
そうすれば景気も良くなってきます。
やってもいいかも。

仮想通貨がまた盛り上がるかも

新札を始めて使う時って、本当に使えるのか不安になります。
でも、それがまっとうな感覚。
お金って日本銀行券を持ってしても、仮想なものなんです。
今日からこれがお金ですよと言われているだけです。
すると、お金ってなんだろうと疑問に思います。
貨幣と言うものが実にあやふやなものに感じられます。

もっとも、そのころには電子決済が主流でお札をあまり見ることがなくなっているかもしれません。

国の信用が下がれば、そのお札の価値も怪しいものになります。

そういう意味では、ブロックチェーンなどで論理的に信用を作り出している仮想通貨の方が信用が高まるかもしれません。
昨今、仮想通貨も盛り返しつつあるだけに、また盛り上がってくるかもしれませんね。
ただ、投機対象からは脱却しないと怪しいとか大損するとかいう話にまたなります。

本当は「価値」を交換する新しい手段であり。
グローバルなお金とは別の経済圏を作るアイテムにもなるので、仮想通貨(本当は暗号通貨の方が正しい)には期待しています。

電子化された日本円と(例えば)ビットコインに何の違いがあるのか?
違わないやん。となった時・・・
いや、ビットコインの方が国境がないやんとなった時・・・
世界がビットコインだけの取引になれば、円などと交換しなければ、お金を買っての損得はなくなります。

そうなってくるとお札の刷新って・・なくなるかもしれません。

2千円札は置いてけぼり

私は2千円札を数枚持っていますが、中々使えない。
まあ、めずらしいというので置いてあるというのもありますが、やっぱりちゃんと使えるのか心配です。
2千円に関しては工芸官も関わっていないからなのか?
しかし、2千円って便利だと思うんですが。
でも、これもキャッシュレス化すれば、あんまりメリットがないですねえ。

今回、2千円は全く無視な感じ・・・
でも、沖縄2千円は使えるわけですが、使えない。
2千円は令和の時代には認識されていないでしょう。
使用拒否されることもありえます。
だから、そっと電子化させるしかありません。

心配することは詐欺ばかり

「令和」の元号詐欺の次は新札詐欺・・
まあ、よく次から次へと・・と思います。
詐欺とか考えたらキャッシュレス化、電子化するしかないですね。
電子振込なら、技術的に振込したお金にアラート付けるなり、ロールバックしてなかったことにすることも可能です。
ブロックチェーンの技術を入れれば、ある意味以前は誰のお金だったかわかります。振り込まれて1週間はそのお金を使えないということも出来ます。
うーん、徴税的には恐ろしいが、やっぱり電子化が進んでいくでしょうね。

お札刷新はイベントです。

色々、新しいお札について書いてきましたが、これまたイベントです。
こうやってネタになって、新商品開発などを活性化させる。
それが一番大きいのではないでしょうか。
だから、新しいお札に入れ替わるのを楽しみましょう♪


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