服売り場は楽しいホラースポット

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首なし、腕なし、上半身なしのスプラッター売り場

皆さんはデパートやショッピングモールで服屋さんに行くでしょうか?
楽しく洋服を見ている人はいるけれど、怯えている人はいません。
なぜ、みんな怖くないのだろうと不思議に思います。
だって、店にあるマネキンって首はないは、腕はないわ、上半身と下半身が真っ二つだし、生首が並べられてたりするんですよ。

これが人間だったら・・パニックですね。

ゾンビなどのスプラッター好きの人間にとっては、これが人間やゾンビだったらと空想して楽しんでいますけど。

なぜに、マネキンには残酷とか障害のある方に配慮がないと苦情が来ないのだろう

ある知人の話、セミナーで講師の方が「手短に話します」と言ったところ、それは手に障害を持った方に対して不適切な言葉だと注意を受けたそうです。
ドラゴンボールのピッコロ大魔王は爬虫類系の生き物なので漫画では指は3本でしたが、アニメでは5本になっていました。
何ていうか、言ってはいけない言葉はあるんでしょうが、言葉狩りばかりしていたら、表現が乏しくなると思うんです。

エロ、グロも規制したら何も面白くない。
変な平和主義者は戦いのシーンや喧嘩シーンもダメだと言う。
そんな漫画や映画はクソ面白くないでしょう。
現実はエロ、グロでエグイこともいっぱいあるのに、表面だけ綺麗ごとを言うのは気持ちが悪い。少年ジャンプの「銀魂」が人気があるのはエロ、グロがあるからだと思う。

で、そういうちょっとした表現や言葉に文句を言う人はマネキンにはクレーム言わないのだろうか?
だって、人体ばらばらですよ。
めちゃくちゃ残酷ですよ。
クビない夫人がいっぱい並んでるんですよ。
普通、卒倒します。
うーん、実に不思議である。

人間は元来残酷である。

男の子がりかちゃん人形の首や足を引きちぎって遊んでいたら怒られるのだろうか。
私が小さい時はカエルやザリガニをバラバラにして遊んでいた。
ひどい子供だと思いますか?
けれど、みんなそんなんでした。

だからって大人になって暴力的かと言うとそうではない。
逆にそういうことしていない人間の方が危ないと思うのだが。
基本的に人間は残酷であるということを知っていないといけない。
だって、動物殺して食べないといけないから。
今は他の誰かがやってくれるから、あまり表面に出さなくて済みますが、生きるためには残酷になるしかありません。
自分の子供が腹を減らしていたら、子犬がかわいい、子猫がかわいいなんて言ってられない。
人間は他の生物の命をいただいて生きていることを忘れてはいけないということです。
でも、人間は必要でもどこかで残酷を悔いているのです。
だから、お坊さんみたいに、せめて殺される時に叫ぶ動物はあまりにもつらいので食べないでおこうと言っているわけです。
そして、動物を食べる我々はお寺に行って、感謝とお悔やみを捧げるのです。

小さに時に小動物の命を自ら断つことにより、命を知るんだと思います。

今は虫も殺せない子供が多いでしょう。そうなると死の実感がないのです。

そういう意味ではペットを飼うのは良いかもしれません。
かわいがっていたペットとの別れは大切な体験です。
本当は鶏とかを飼って、最後は食べるといいんですが、中々今はそうはいかないですね。

マネキンは人じゃないから大丈夫?

デパートとかでは洋服に目がいっていて、マネキンは見ていないのかもしれません。
血や内臓もでませんからね。
私にはありありと見えるので、洋服売り場は楽しいホラー劇場です。
下半身だけのマネキンが今にも走り出さないか・・ドキドキしながら売り場を徘徊しています。

あ、でもいつかマネキンにクレーム言う人が現れて(もういるかもしれないが)、五体満足マネキンしか認められなくなるかも。
そして、美術作品も身体が欠けてはいけないと言うのかなあ。

欠けてはいけないと言う考えもちょっと違う気がする。

そういえば、昔、マネキンが夜だけ人間になる映画があったが、それって今のデパートで起こったら、えらいこっちゃ・・それこそゾンビ・・楽しそう♪