同一労働同一賃金戦争 正社員と非正規社員の生き残りをかけた戦い
目次
人間が「平等」を唱えるのは下にいる時
「同一労働同一賃金」を望んでいない人がいます。
それは今、非正規の人たちより優遇されている正社員など。
表向きは「平等は良いこと」と言いながら自分のことになると「差別支持」になります。
これを悪いこととは言いません。誰しも自分がかわいいから。
「平等」を訴える非正規の人でも、正社員に登用された時に「同一労働同一賃金」が実現されたら不満に思うでしょう。
せっかく優越感に浸れるところだったのに。
正社員の時は「正社員は責任が重いからもらって当然」と言っていた人も、非正規になったら「同一労働同一賃金」を声高に叫ぶでしょう。
「同一労働同一賃金」は確実に正社員の報酬を下げます。
だって、経営者が与えるエサは変わらないから・・
ということは小さなパイの取り合いです。
非正規は身分が保証されていない分、多くもらうのが正しいとかにもなってきます。
どちらも自分の身分を守るために戦います。
血みどろの戦い。まさに
同一労働同一賃金戦争
が勃発しようとしています。
まあ、とにかく変革というか現状を変えようというのは、現在不利益を被っている側です。
「平和」だって、弱いから叫びます。
強ければ「やったろかい!」となります。
「平等」を唱えるのは下の身分の人間とそれを利用して儲けている活動家だけです。
上にいれば、実力社会だの、努力が足りないだのと「差別」を容認します。
それならそれでいいんです。
ただ、差ができれば覆すために戦うことになります。
本当の敵は経営者・資本家
まあ、社会主義や共産主義っぽくなりますが、正規社員と非正規社員が戦争しているのを高みの見物しているのが「経営者」や「資本家」です。
そもそも、「経営者」や「資本家」が金を出せば戦争は起こらないんです。
けど、渋る。この際、正社員の待遇も下げてやれ!ってな感じでしょう。
何か悪どく感じますが、そいうものです。
だって資本主義ですから。資本主義は資本、金を持っていることが正義ですからね。
そりゃ儲かってお金があれば「資本主義ばんざーい」です。
けれど、お金は総額が決まっており、みんなが100億円持てるわけではありません。
(ハイパーインフレは別として)
誰かが100億円持っていれば、その分誰かが持っていないということです。
額が多くなれば持っていない人数も多くなるでしょう。
そして、よく考えてください。
あなたは100億円持っている派ですか?
極端な富の集中はやめるべき、シェアな社会が未来の姿
いくら商才があるからと言って、一人が何百億円持っているのはバランスが悪い。
そもそも、そのお金は多くの人がわずかな賃金で働いた成果じゃないのだろうか。
一人が100億円持って幸せで、残りの1億人がお金がなくて不幸だとしたら、そんな社会いいのだろうか?
持っても1億円ぐらいでいいんんじゃないでしょうか。
残り99億円をみんなでシェアすれば、幸せがシェアされると思うんです。
今後、AIが発達がして、人間が働かなくて良くなり、ベーシックインカムが導入される。ベーシックインカムって世の中の富のシェアです。
私はすごくいいと思うんです。
誰しも才能は持っていても、お金になる才能しか評価されません。
けど、ベーシックインカムで働かなくても最低限の生活が保証されれば、お金にならない才能が評価されるんじゃないでしょうか?
「人はなぜ悩むのか?」とかお金にならない問いかけを一日中考えていられる。
働くにしても好きなことに挑戦できます。
そうなると正社員と非正規社員の「同一労働同一賃金戦争」は何だったんだとなります?
今はまずは持っている会社や資本家からシェアしていけば、うまくいくと思います。
けど、持っている方はやりたくない。だから政府が大事なんですよ。
ただ、私が言いたいのは「自分のものからシェアしていく」気持ちを持って、あらゆるものをシェアする世の中がいいんじゃないかと・・・それだけです。
戦争反対!