映像がリアルになっていくほど、想像力が失われる

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想像する必要がなくなる

小学校などで本の内容をイメージしやすくCGで見せるとかいう記事がありました。
最近は映像もすごいクオリティで、動画も充実しています。
ググれば画像に動画もでてきます。
あらゆるものに映像がついてくる感じです。
そんなに画像豊かなものが溢れていると本なんて読みません。
文字しか書いていないものなんて興味が湧くわけがありません。

しかし・・と思う。
物語のヒロインがいて、それが映像なら一人なんですよ。
けれど、本を読んで想像したら読んだ人分のヒロインが生まれるわけです。

何て言いますか、映像って人から与えられたイメージなんです。
本来、自分が持っている感性、想像力が生かせない。
それは新しい発想ができなくなることじゃないのかと思うわけです。

最初に映像を与えられたら、絶対それに引っ張られてしまいます。
けれど、小説の説明なら、金髪で長い髪に青い目をしていると書かれているからと言って、絶対同じにはならない。

大体ですね、最近のハリウッド映画とかのヒロインとかヒーローの顔、キャラクターがどうもしっくりこない。
自分の思い描くものではないんですね。
そうすると感情移入できないので、何かつまらなくなるわけです。

全てがくっきり明確な世界

あらゆるものが、リアルに映像化されるのは悪くはないですが、それは何でも教えてもらうみたいなところがあって、自分で考えない、想像しないようになっていく・・・いや、なっているのかもしれません。

映像があると全てがくっきり明確な世界が見えます。
けれどはっきりし過ぎていて、遊びがないというか、変化がないように思います。
想像だけの世界って、あやふやです。全ての世界が描けていなかったり、毎回変動するところもあります。何かぼやっとした世界。
夕暮れの視界が悪い世界。怖いけど美しい感覚。
それは夢だったのかもしれません。
けど、残っているんです記憶に。

夢もはっきり見えたら嫌

テクノロジーが発達してくると夢を映像化とかできるかもしれません。
そうなると、夢が壊れる気がします。
夢って曖昧で、辻褄があっていなくて、けどリアルだったりします。
それがぼやっと覚えているからいいのであって、はっきり見えたらちょっと嫌かもしれません。

だから、動画とかを見るのもいいですが、たまには読書するなり、夜空を眺めて空想に浸ることも必要かと思いました。
自然がいいですね。自然の感覚は映像では感じられません。
森や海・・ちょっと行ってみましょう。

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