一見無駄なこと、けど面白い

遠回りの道

遠回り、無駄、役に立たないことがAI時代の人間の生きる道

先日、私の二男が車でショッピングモールへ行った帰り、帰り道の途中(家の最寄りの駅)まで電車で行きたいと言い出しました。
いらん電車代がかかるし、駅まで拾いに行かないといけない。
なんて考えませんでした。

おもろいな~行っておいで。と送り出しました。
中々ひとりで電車に乗ることがない二男君。
何か冒険心に火が付いたんでしょうか。
待っていた駅から走ってくる彼は楽しそうで輝いていました。

合理的に考えて横の道を車で走っているんだから無駄なことに思えます。

けれど、その心に芽生えた冒険心、未体験への挑戦、行動を楽しむ姿勢。
これは電車賃なんかよりもすごく価値があると感じました。
(妻はアホちゃうかと言う感じ、こういうロマンを女は理解しない)

私も無駄なこと大好きです。
目的地に遠回りしていくとか。
目的の駅のひとつ、ふたつ前で降りて歩くとか。
電車賃が余計にかかるけど定期とは別の路線の電車でいくとか。

そんなことが好きです。

まあ、同じルートを通るのが嫌なだけなんですけどね。
けど、色んなところを通ると、当然新しい風景です。
面白い建物、変な人色々遭遇します。

この新鮮さを大事にしたいと思っています。

さらに未知なる道へ挑戦するととんでもないところへ行くこともありますが、こんなところに繋がるのかという発見があります。
実に楽しい。

最近は生産性と効率があまりにも重視されています。
けれど、ノーベル賞を取った研究って遠回りな、即実用化するものじゃありません。

一見、無駄に見えることが実は大事であり、AI時代に人間として大切なものになってきます。
AIはすごいですが、どうしても合理的に動きます。
最短、最速を計算してやります。

好きな人に告白する時、もじもじしたりウロウロしたりってAIからみたら無駄です。
けれどそこに深みがある、味が出てくるんです。
とくに青春期。なんでそんなことに悩むのかということが多くあります。
でも、そんなことに悩むのが人間なんです。

頭で瓦を割ることにどんな意味があるのか?
鼻からジュースを飲むことになんの意味があるのか?
なんでそんなアホみたいなことをやるのか?

でも、そこが人間のチャンスです。
これからはどれだけ遠回りで、無駄で、役に立たないことに人生をかけられるかが問われます。
いざ、そうしようとしてもできません。
今からちょっと寄り道して、馬鹿なことやっていきましょう。

ああ、しかし自分の人生は遠回りばかりで、しかも迷ってばかりです。
けれど、知っているんです。
その道はどこかの道に繋がっています。
それはきっと素敵な最高な道に違いないと。

あなたもちょっと遠回りしてみませんか?


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