ゴジラ キングオブモンスターを観て思う。人間ってちっぽけだ。(ネタバレ)
目次
すごくよかった
アメリカ版のゴジラって、いまいち好きではなかったですが、今回のは面白かった。
長男が見に行きたいというので同伴して行きました。
うん、実は自分も見たかった。
キングギドラの神々しい姿が気になっていました。
感想を一言でいえば「興奮した」かな。
とにかく、よかった。
怪獣がでかくて、強くて、かっこいい
とにかく、巨大な怪獣がバンバン出てくるのがよかった。
ゴジラやキングギドラの天をも突き破る巨大さに人間の存在の小ささを思い知らされました。
米軍の大型ステレス爆撃機や戦闘機、巨大ヘリにイージス艦の艦隊が総出で攻撃しても蝉におしっこかけられた程度。
「オキシジョン・デストロイヤー」という対生物超兵器でゴジラは一度ダウンするも、死にはしない。
逆に核兵器の爆発(渡辺謙はこれで死ぬ)で死ぬどころか気合が入るゴジラ。
これ「シン・ゴジラ」で熱核兵器でゴジラの抹殺計画立てていたけど、さらにパワーアップさせていたかもしれないことを考えると、冷凍作戦が正しかったと考えてしまいます。(こういう想像が膨らむのは良い作品だと思う)
今回はゴジラのライバル、キングギドラが登場。
日本人ならヤマタノオロチを連想させる、黄金に輝く神々しい姿にテンションは上がります。
ラドンが出てきた火山噴火口に君臨する姿は美しかった。
ゴジラとの戦いで見せた、電気を食って体中から放電する攻撃は感動ものです。
上空を飛行していた戦闘機がぱらぱらと落ちてくる様は圧倒的でした。
ゴジラ対キングギドラの戦いにはモスラとラドンも参戦。
ゴジラ&モスラ VS キングギドラ&ラドンの怪獣プロレスは最高でしたね。
なんだか、アメリカ映画とは思えない作りでした。
かなり、本家が好きでリスペクトしている監督だと感じました。
人間は病原菌、怪獣は免疫体
作中で語られるのは、今までのゴジラシリーズにもある、社会問題への訴え。
このへんはゾンビ映画と似ている。
環境汚染や戦争など、地球を痛めているのは人間の活動。
いわば、人間は地球からみたら病原菌。
それを浄化するために、地球が怪獣を眠りから目覚めさせ、地球を浄化する。
うん、何か考えさせられるところがあります。
キングギドラが巨大台風になって移動する様やラドンが火山を噴火させて出てくる様子は、昨今の自然災害を連想させます。
台風、地震、猛暑、寒冷の自然災害は実は怪獣の別の姿なのかもしれません。
怪獣の強大な力の前では人間は無力です。
ネットなど科学技術の発達で我が世と謳歌している人間ですが、巨大怪獣の前ではあまりにも無意味。
自然の強大さに畏れて、謙虚に生きよと問われているのではないかと感じました。
死ぬかもしれないけど、怪獣が現実に現れて、文明を一度リセットしてくれるのもいいかもしれません。
人間パートはどうでもよかった
なーんかね、ゴジラと人間が意思の疎通とかって、ちょっと違和感がある。
別にゴジラは人類の味方じゃないからね。
もう、人間のやりとりのシーンは正直いらない・・という気分。
怪獣だけでいい。
ラスト付近の博士?の娘を助けに行くシーン。
いや、親はいい。わかる。
けど、それに付き合わされる兵士はちょっとかわいそう。
怪獣が暴れまくって何万もの人が亡くなっている状況で、一人の女の子を救うためにゴジラとキングギドラが戦っている足元へ救出に行くっておかしいだろう。
兵士の家族だったら、いい加減にしろと言いたい。
正直、娘の生死なんてどうでもよかった。
むしろ、機械でキングギドラをおちょくったんだから、死んでもおかしくない。
まあ、人間が勝手なことだけはよーくわかった。
続編も期待
意外にも、怪獣保管施設を襲撃して、怪獣を復活させ、地球浄化を企む、悪?の組織の連中が生き残っていた。
ラストその理由がわかった。
キングギドラを復活させるのね。
そうでなくっちゃ。
とにかく、観て損はない作品。
豪華怪獣ラインナップは鳥肌ものです。