NHK朝ドラ「まんぷく」・安藤百福から学ぶ個人ビジネス

チキンラーメン

目次

チキンラーメンもカップヌードルも商売人のプロからは不評だった。

NHK朝ドラ「まんぷく」をいつも楽しく観ています。
やはり企業家・ビジネスの話は面白い。
「あさが来た」も好きでした。

「まんぷく」は日清食品の創業者、安藤百福がモデルとなっています。
安藤百福の本を読むとドラマがより一層楽しめます。
あのエピソードはこう描くか~、みたいなところですね。
進駐軍に捕まり巣鴨プリズンに収監されるところは脱税容疑はほとんどでっち上げでわかりにくいので、わかりやすい形にしたのかな・・と思います。

単に発明しただけではチキンラーメン、カップヌードルはここまで成功しなかった

チキンラーメン、カップヌードルの開発秘話はよく知られてるところですが、本などで詳細を読んでいると単にインスタントラーメンを発明して勝手に売れて成功したのではないことがわかります。

まあ、開発に至るまでもものすごい執念と集中力、探究心、行動力があったから成し遂げたといっていいでしょう。
ちょっと凡人ではマネできない。そんなすごさがあります。

そして、今でこそ生活に密着していて認知されていますが、その当時「今まで見たこともない、未知なる、そして衝撃的な」商品です。
大阪のコテコテ商売人、プロ中のプロでも判断できない未来の商品。
確かに画期的で面白いが商売的には必然的に値段でみます。
当時一袋35円、今でいうと700円ぐらいな感じです。
チキンラーメン1袋700円。
高い・・と値段だけみればそう思います。
ここで値下げしないところが百福がすごい商売人、企業家だなあと思うところです。
試供品は配りまくっていて、口コミの重要さも認識していたようです。
今後、食生活も働き方もライフスタイル全般が変わってくることも見えていた。

そして消費者からみると、冷蔵庫もまともにない時代、長期保存して簡単に調理できるインスタントラーメンは値段以上に価値があり、瞬く間に売れていきました。
一般人の方が価値に気付いていたんです。
当然、売れれば問屋も見過ごせなくなって仕入れるようになるわけです。

今の我々からすると当時の問屋の商売人は見る目のない馬鹿と思うかもしれません。
けれど、今の現在もそんなサービスやモノはあるんでしょう。
例えばビットコインとか怪しいとか、うさんくさいとか思っている人も多いですが、将来的にビットコインが法定通貨になったら・・
なんてこともあるかもしれません。
当時のチキンラーメンもそんな感覚だったのではないでしょうか。

チキンラーメンは単に発明しただけなら、びっくり商品で終わっていたかもしれません。
安藤百福のすごいところは営業力、宣伝・プロモーション力と最先端の技術力を駆使した大規模工場建設に投資したこと。
自身の信用組合破たんで無一文の身ながら、大規模工場を造る融資を受けられるところも常人ではありません。

まだ、チキンラーメンやカップヌードルの売り上げが軌道に乗る前から大規模な工場の建設に着手しているんです。
失敗したら死にます。それをやるって安藤百福すご過ぎる。
しかも、工場も単に立てるのではなく摂津富田のJRが通る横に「インスタントラーメンはここで作っています」と巨大看板を掲げて認知度を上げていたのだから、本当にビジネスマンとしての嗅覚は天才的だと思います。

そして死ぬまで現役を貫いたそのパワー、気力はスーパー地球人だと思います。「はっとな」(銀魂より)

安藤百福から学ぶビジネスの心得

まあ~只者ではありません。
正直、凡人にはマネできません。
しかし、学ぶところはあります。

安藤百福がモットーとしていたビジネスの心得です。

1.衝撃的な商品は必ず売れる。それ自身がルートを開いていくからだ。

2.自分の周囲にいつも好機の目を向けろ。

3.消費者のニーズや時代を読むヒントは日常の生活のい至るところに広がっている。

衝撃的、ここが衝撃的でした。
そう「今まで見たこともない、衝撃を与える」ぐらいのことを考えていかないといか~んと思いました。
そして好奇心と観察力。
インスタントラーメンの世界進出、そしてカップヌードルの発明って、外国へ行った時に住民の暮らしを観察していて気が付いた些細なことからでした。
それは多くの国には「箸と丼がない」こと。
それって別段すごい気付きじゃないように思いますが、当たり前、当然と思っていることにこそヒントが隠れているということです。
だから、カップにフォークを付けたカップヌードルが誕生したわけです。

ということはですね。我々も日々通勤などで街を歩いていますが、よくよく観察すると見えてくることがあるはずなんです。
例えば自転車に追突されそうになって死ぬかと思ったなら、どうすれば安全に街を走行できるか。そこにヒントがあったりします。

個人ビジネスを考えるって、畢竟、いかに普段興味を持って世の中を見ているかということだと思うのです。

そう考えると、ビジネスのネタってそこらへんにある気がしてきませんか?
さあ、個人ビジネス始めましょう。


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