最低賃金が上がったからと言って給料は上がらない
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最低賃金の人しか給料は上がらない
最低賃金1300円は高いのか安いのか
で最低賃金のことを書いたが、よく考えたら最低賃金が上がって給料が増えるのは現在、最低賃金の人だけ。
こういうの底上げって言うのだろうか。
なんか違う。
最低賃金上昇分を最低賃金ではない人の給料にも反映させないと、景気はよくならない。
そして、最低賃金の仕事こそ、交通費などの手当てをしっかり払うべきだろう。
ただでさえ低い賃金で、交通費自腹は痛い。
賃金上昇しない企業に評価を付ける
薄利多売のビジネスモデルの会社がある。
安く売ってくれているのは非常に助かる。
しかし、おかずがそれなりに入った弁当が200円以下って、何が削られているのか?
大量生産だからと言っても、じゃあ、そこでパートしている人の時給はいくらなのか?
1500円ぐらいなら、大量生産で納得だが、違うでしょう。
人件費を削って安くしている。
これを消費者は見ないといけない。
安い、安いと喜んでいてはいけない。
安く働かせられて作った「安さ」は自分にも跳ね返ってくる。
ならば、100円高くして、従業員の給料を上げる。
ただ、値段を上げろというのは酷とは思う。
なので、賃金が上がっていない会社は事情が正当と判断されなければ、ブラック評価していく。
その評価値は会社に貼って、ネットで公開する。
企業はこの評価があるので値上げしますと言えるし、他社も同じように上げなければいけない。
逆に事情が正当なら賃金下げもできるようにしておく必要はある。
上げるだけでは足踏みしてしまうから。
給与への還元率
ギャンブルの還元率のように、企業の利益に占める何%を賃金に還元させる。
利益ない会社もあるので、売上がいいかもしれないけど。
いくら還元しているかで、企業の評価を測る。
社長が利益を吸い上げまくっている会社もあるでしょう。
会社として最低限備えなければいけないお金以外は従業員に還元すべきです。
もちろん、社長は多く取っていい。ただ、それは従業員がそれなりにもらっていてこそだと思う。
今後、テクノロジーが進化してくれば企業の信用履歴も見えるようになる。
テレビコマーシャルなどで良いイメージを作っても、昇給率低い、還元率低い、離職率高いとかがわかれば、実はブラックだと見えてくる。
信用評価が高ければ国と国民で助ける
企業としては内部留保など、いざという時のために備えないといけない。
その考えもわからないではないが、企業があって、商売して、お金を儲けるのは何のためか。
それは人が人として幸せに暮らすため。
国家の役割は富の再分配。
ちゃんと再分配すれば、いい世の中になると思う。
独り占め、独占・・もちろん頑張った分はとってもいい。
けど、必要以上のものは分け与える。
そういうところが大事だと感じる。
お金ため込んでいても、嫌われ企業だったら誰も助けない。
富の再分配をしっかりやっている素敵な企業なら、ピンチの時、国民と政府が全力で助ける。
皆に助けてもらえる企業の方が安心だと思う。
再分配をしっかりやれば、未婚・少子化問題、引きこもり問題、児童虐待問題など、あらゆる問題は大分ましになる。
なぜなら、多くの問題は経済的なことがベースにあるから。
お金の悩みでイライラしたり、眠れなかったりしている。
夫婦の喧嘩も経済的なこと。
それらを少なくできたら、最終的には企業も恩恵を受ける。
賃金上げる・・これは一部の企業だけがやるとうまくいかない。
一斉にすべての企業がやる。
やれない企業もあるでしょう。
やれない分は評価を下げる。
商品の値上げはしていいんです。それでも上げられないのは企業としては失格ということ。
消費者は労働者のための値上げなら納得する(大企業は別)。
と思うのだが、だめかなぁ~。
とにかく、まずは賃上げ。その原資は減税だろう。
アメリカ、中国は減税で好景気・・
なぜ、日本は逆をいく。
すでに心は不景気・・気持ちがこれでは。この先つらいことになりそうだ。
個人ビジネス・副業も景気が良くないと・・
世の中の景気が良くなれば、個人ビジネスの景気もよくなる。
個人ビジネスって、そんなに生活必需品を売っているわけではない。
セラピー、カウンセラー、コンサル・・余裕があって前向きになれる時なら売れるものが多い。現状を必死で守っている時は次なる一歩は踏み出せない。
ちょっと未来を見られる余裕を皆が持てるようになれば、個人の色んなサービスにだって目が行く。
個人ビジネスが回りだせば、ますます景気は良くなる。
この辺りをうまく回せるようにするのが政治だと思うのだが・・・
まずは回すエネルギーをどこに注ぐかということ。
どこに駆動輪があるのか。
それは国民の所得。
回り始めればすごいエネルギーを生み出す。
わからんかなあ。
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