みんなのお台所ひだまり

なんてやさしい料理なの:みんなのお台所「ひだまり」

2018年9月にオープンしたカフェ「みんなのお台所<ひだまり>

飲食業をやりたいわけではなかった。
ただ、地域の人達が集うそんな場所が作りたかった。
ひだまりオーナーの堤美佳子さんはそう語ります。

2年前カフェ営業を始めたのは大阪中崎町にあるコモンカフェ
という一日オーナーになれるカフェがあり、そこで月曜日だけ営業していました。

マクロビオティック料理

”みんなのお台所「ひだまり」”の料理はマクロビオティックです。マクロビオティックとは陰陽無双原理とかサトリといった概念の元、「より良く生きるための理論と方法」です。
これを提唱したのは仏教思想の影響を受けた日本人の桜沢如一(さくらざわ・ゆきかず)さん。
でも、受け入れられ普及したのはアメリカで、日本には逆輸入されてきました。

マクロビオティックは「調和」を大事にするので、肉食やパン等、西洋風の食事が普及したことで、生活習慣病が蔓延している現在、肉食を控えて、日本人が昔から食べていた玄米と野菜中心の食事を摂って、バランスを中庸に戻しましょうというものです。
お店では動物性食品を出していないので、ベジタリアンの人やビーガン(絶対菜食主義者)の人がわざわざ探してやってきます。

では、「ひだまり」の料理とはどんなものか見ていきましょう。
食材のメインである野菜は堤さんの実家がある能勢で栽培したものや、知り合いの畑で分けてもらったものを使用しています。
なるべく自然のものを使いたいため、時には固くなった野菜もありますが、そこはうまく料理するのです。

お米は滋賀県の「ありがとう米」、味噌や醤油の調味料は天然醸造のものを使用するこだわりがあります。
それでもすべての食材を天然、無添加にするのは難しく、野菜も100%無農薬ではないけれど、少しでも安全なものを提供しています。

一汁三菜

「ひだまり」の料理は「一汁三菜」が基本です。
【日替わりランチ献立】
主菜:ピーマンとコーンのカレーコロッケ
副菜:なすとオクラのしぎ焼き
副菜:モロヘイヤのくずし豆腐和え
主食:五穀米ごはん(または玄米)
汁物:お味噌汁

みんなのお台所ひだまりランチ

主菜:ピーマンとコーンのカレーコロッケ
カリッとした衣とふわっとしたコーン&ピーマンとジャガイモにカレー風味が絶妙に絡まる。
唯一の濃いメニュー。

副菜:なすとオクラのしぎ焼き
調味料は最低限に、なすとオクラの素材に味噌が絡んでちょっぴり香ばしい。

副菜:モロヘイヤのくずし豆腐和え
モロヘイヤに細かくした豆腐が絡みついてあっさりした舌触り。

主食:五穀米ごはん(または玄米)
白米ほどの甘みがないのでよく噛んで食べる。米・麦・あわ・きび・豆の触感とそれぞれの甘みが混ざり合って楽しい。

汁物:お味噌汁
·魚介出汁を一切使わず、野菜の甘みと旨みだけ。野菜の出汁がうまい。

マクドナルド、吉牛などの油ギッシュな濃い食べ物に侵されていると、正直味が薄い、ボリュームがないと思ってしまいます。けれど、身体にやさしく塩分にカロリー控えめな料理ゆえに、良く噛み、良く味わう必要があるのです。噛むことで少量でも満腹感を感じ、じっくり味わうことで本当の素材の美味しさを知ることになります。

みんなのお台所ひだまり商品棚

みんなのお台所「ひだまり」を始めたきっかけ

そもそも、なぜ“みんなのお台所「ひだまり」”を始めようと思ったのか堤さんに聞きました。
元々飲食にはずっと興味があり、派遣で事務をやりながら、自家製パン販売をイベント等で20年やっていました。
その中でマクロビオティックと出会い、食事を通して、心身が整えられ、自分が変化していくことを感じることができました。
それを身近な地域の人に食べて欲しい、子供でもお年寄りでも気軽にいつでも訪れることができる食堂。
まるで家庭のお台所のような感覚で来てほしいという思いがあります。
なので「みんなのお台所」なのです。
そんな中コモンカフェとの出会いがあり、これはチャンスだと始めたのが“みんなのお台所「ひだまり」”です。

みんなのお台所ひだまりカウンターレジ

小さなお店を始める

堤さんには、コモンカフェで仮店舗という形でやりながら、将来的には自分のお店を持ちたい夢がありました。
2018年9月、ついに夢の一歩である小さなお店を開くことができました。
本当に小さなお店ですが、まずは自家製パンを販売しながら、多くの人が集える場所にしていきたいと語ってくれました。

オーガニックコーヒーなどドリンクと天然素材のスイーツをいただきながら暖かい日差し差し込む「ひだまり」でゆっくり癒されに行ってください。

みんなのお台所<ひだまり>

みんなのお台所ひだまりオーナー堤さん