最低賃金制度はいらない 賃金を上げたくなる仕組みが必要

最低賃金制度はいらない 賃金を上げたくなる仕組みが必要

目次

最低賃金という免罪符

最低賃金の設定は労働者を守っているようで、実は企業を守っていると思う。
なぜなら、「最低賃金」を払っていれば問題ないということになっているからです。

でもね。考えてみてください。
極端な例でいうと時給100円とかで生きていけますか?
最低賃金って時給100円みたいなもので、全うな生活はできません。

そんな賃金の会社を許していいのか?
時給100円ならわかるでしょう。
しかし、最低賃金というのはぎりぎりなんとかして生きていける。
借金とかしながら辛うじて生きていける賃金です。

なので変に我慢してしまう。
だったら最低賃金なんて決めなければいい。
そうしないと本質が見えてきません。

とにかく、最低賃金さえ払っておけばOKということになっているのが問題だと思います。

経営者から見ると

経営者は出来るだけ出て行くお金を減らしたいと思います。
その気持ち、考えも十分わかります。

立ち上げたばかりのビジネスは別として、ある程度続いている企業には考えて欲しいのは「人を幸せ」にすること。
従業員に金の心配をさせないことです。

これは人として普通に暮らせることです。
子ども育てて、食べさせていけるだけのお金の話。
旅行いけないとかいう贅沢な不満は聞かなくてもいい。
(それは別の話として)

賃金を上げたら得をする仕組みを作る

最低賃金を決めても守らない企業もいます。
ごまかしや不正も多い。

この最低賃金というボーダーラインをどう維持するかみたいなことを考えていては、根本的に求める賃金上昇には結びつきません。

それよりも賃金を上げれば上げるほど得をする仕組みにする。

その辺りは税制でコントロールできると思います。

ずーっと最低賃金の会社はペナルティです。

毎年アップがなければ調査が入るようにすればいいと思います。

社長だけが持っているとかは許さないということです。

やっぱり労働者を一番に!

最近の企業は「株主優先」とかかっこ付けていいます。

それが今の世の中の主流だといいますが、元々事業を始めたのは何のためか?
人々の暮らしをよくすることじゃないんでしょうか?

そもそも株で儲けるという発想を見直す時期だと私は思います。
株と言うのは人々の暮らしを良くする企業に力を貸すだけであって、利益を求めるものではない。栄誉を求めるものと考えを変えるべきだと思います。

だから、金持ちだけが株を買えばいいんです。
失ってもいいお金だけを投資する。

貧乏人が買うものじゃない。

企業は従業員や顧客を満足させるために存在する。
そのうえで余剰が生まれたなら株主にちょっとお返しする。
そんな感じでいいと思う。

なーんか株の上がり下がりで儲かっただの言うのは下品だと思いますよ。

まずは普通の人が普通に暮らしていける世が一番いいでしょう。

素朴にそう思います。

ビジネスで儲けるのはいい、でも株で儲ける・・
そこの思考を変えて乗り切らないと人類の発展はないのかなーと思います。

自分の仕事を作る なりわいつくり
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デビューカフェオーナー内橋康彦プロフィール