【「性同一性障害」を伝えたい」講演レポート】

こんにちは。
デビューカフェ・オーナー内橋康彦です。

4/2(日)13:00-14:30
ランチ懇親会 11:00~13:00
~私が私であるために~
「性同一性障害」を伝えたい
http://kokucheese.com/event/index/455846/

開催しました。
桜も咲こうかという良い天気に恵まれました。
わざわざ聞きに来てくれた方には感謝です。

今回の講演はボイストレーニング(ブレスアカデミー:http://breathacademy.com/)の
受講生つながりで知り合った萩野千尋さんが、自身の経験を通じて
性同一性障害をもっと知って欲しいという思いに応えて企画しました。

私は性同一性障害を持った方と知り合うのは初めてです。
彼女のことはボイストレーニングの先生に教えてもらいました。
彼女を知った時、すごく「会いたい」という気持ちになりました。
なぜならフツーの人間には持ちえない何かを持っていると思ったからです。

会いたいと願っているとチャンスが訪れます。
ボイストレーニングの先生が会える場(トークイベント)を作ってくれました。

そこで出会った彼女は元男性であることが分からないほど女性でした。
そのイベントでは自分の活動を話すことでボイストレーニングの成果を発表します。

そこで彼女は一生懸命、自身の苦難の人生を赤裸々に話してくれます。
その話でよく出てくるのは「気持ち悪い」「変態」という言葉。
正直、そんな言葉を面と向かって言う人がいるという方が信じがたいですが、
そりゃ、愛もなくそんな言葉を浴びせかけられたらショックだと想像できます。

そして、それって本当に知識もなく表面的なことで流されて言っているんじゃないだろうか。
単にそういうことがあることを知らないだけじゃないんだろうか。
そう強く思いました。

国が違えば性同一性障害の人はフツーの人です。
障害でもなんでもないわけです。
男や女といったものを超越している人もいます。

講演をやるにあたり、私自身も書籍やネットなどで勉強しました。
「性同一性障害」で検索すると、多くの様々な人が苦悩の中、
明るく自分のこと、体験を発信していました。
これだけ多くの人がいて、発信していても社会はまだまだ生きづらい。

最近は新聞でも記事は増えてきましたが、
LGBTに対応しているな~というトイレとか見たことがありません。
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LGBTとは L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー。
順番に、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、生まれたときに法律的/社会的に
割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人のことを言います。
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記事も関心がなければ読まれません。

まずは「関心」を持ってもらうこと。関わることです。
芸能人では遠い存在。けれど、隣にいたら関心を持たざるを得ない。
身近にいることを知ってもらいたい。
そう思いました。

千尋さんはわたくし内橋康彦がセミナープロデュースをしていることを知っており、
(ボイストレーニングに執拗にチラシを置かせてもらってます)
自分で「性同一性障害」を伝えてみたいと話してくれました。

私に出来ることは伝える「場」を作ること。
そう考え今回の講演を企画しました。

講演当日

講演はまず私が性同一性障害の概要を説明しました。
その後、千尋さんに登場してもらい、自身の体験を話していただきました。
この日が記念すべき講師デビューです。

性同一性障害講演

ここに至るまで彼女は一生懸命練習してきました。
最初は紙を見ずにやってみようと初めてなのに無茶振りする私(ごめんね)
リハーサルでは言葉に詰まり、頭真っ白になっちゃいました。
これはいかんということで紙に内容をしっかり書いて、紙を見ながら
話すスタイルに変更しました。
彼女のすごいところは、その指示をすぐさま実行すること。
言ったその日に原稿を作り、その晩には持ち時間の45分をしっかり話せる
ようになっていました。

性同一性障害講演

もちろん、まだまだ流暢に話すというわけにはいかなかったですが、
一生懸命伝えようとするその姿勢があれば、変にテクニックを入れるより
ずっといいと思い、ありのままで話してもらいました。
実際、本番ではすごく伝わったと思います。

そして、最後まで本当にがんばる姿に私は感動しました。
お疲れ様でした。一歩前進したね。おめでとう。

今回は講演前に受講者さんと講師が打ち解けてもらおうと、ランチ会を開催。
しかし、初対面でどんな人かもわからない状況で話も弾みませんでした。
これ、講演後はバンバン質問が出て、超盛り上がっただけに、ある程度
話を聞いた後にお食事会みたいな形にしたほうがいいなと思いました。
次回はそういう形にしようと思います。

ランチ会はこれまたボイストレーニングで知り合った
「みんなのお台所*ひだまり」http://pao.petit.cc/muscat1c/
オーナーのつつみさんに料理を提供していただきました。

私のデビューカフェ(http://startlikes.com/debutcafe/)の
料理はつつみさんに作ってもらう予定です。
今回はその形が出来てうれしいです。

料理はマクロビ風のやさしい味わいです。
(えーと、正確じゃないかもしれませんが)

・桜の花びら乗せ筍ごはん
・出汁を使わない野菜の旨みだけのお味噌汁
・親いもと厚揚げの素揚げあんかけ+菜の花
・切干大根
・ぬた漬け

ひだまり料理

実は性同一性障害を扱った映画
「彼らが本気で編むとき」で主人公の凜子さんが作った
料理も意識してメニューを考えてくれていました。
なんか感動です。

そしておいしかったです。
本当にやさしい味だと思いました。
毎週月曜日に大阪中津のコモンカフェ(http://talkin-about.com/)で
食べられるのでぜひどうぞ。

今回、受講者さんはすごく暖かく、なぜこんな差別などが起こるのか、
どうしたら生きやすい社会になるのか。
性同一性障害にとどまらず、様々な障害、介護なども含めて
話が出来ました。

次回はこのような話をランチしながらじっくりしたいと思います。

今回の講演をきっかけに性同一性障害を持った人達が集まって
悩みなど話し合える場所を作っていきたいと思いました。